スリランカ

スリランカは、最も古く伝統のあるサファイアの産地です。濃淡のバランス、透明度ともに評価が高く、紫がかった鮮やかな青色を持つのが特徴です。また、スター効果が出るスターサファイアの多くがスリランカ産と言われています。

ミャンマー（ビルマ）

ミャンマーのモゴク鉱山は、深い青色のブルーサファイアを産出することで知られています。特に「ロイヤルブルー」と呼ばれる濃い青色が特徴で、高い透明度と強い輝きを持っています。大粒のサファイアが産出されることでも有名です。

タイ

タイもスリランカやミャンマーと並んで世界的なブルーサファイアの産地です。ここで産出されるサファイアは、ややグレーがかった青色が特徴的です。独特の色合いが魅力で、手頃な価格帯で提供されることが多いです。

カシミール

カシミール地方のブルーサファイアは、ベルベットのような柔らかな青色が特徴です。最高品質のカシミールサファイアは、イギリス王室の御用達としても愛されてきました。現在カシミールの鉱山は閉山され、上質で落ち着いた色合いのカシミールサファイアは希少価値・資産価値が高いと言えます。

マダガスカル

マダガスカルは最近注目されているブルーサファイアの産地です。ここで採れるサファイアは、スリランカなど伝統的・世界的な産地で産出される高品質なブルーサファイアにも匹敵するクオリティのものが産出されています。新たな産地としての潜在力も高く、多くの宝石業者が注目しています。

産地にも産出される原石にもそれぞれ個性があり、ブルーサファイアの価値や美しさが異なります。選ぶ際には周りの評価を気にするより、自分の好みに合ったものを選ぶことが重要です。

希少性と美しさから資産価値が上昇

コーンフラワーブルーサファイアは、その希少性と美しさから、資産価値が近年高まっています。産出量が限られていることに加え、鮮やかな青色の美しさは、世界中のコレクターや投資家を魅了してやみません。

2007年にはクリスティーズオークションで22.66カラットのクッションシェイプサファイアが約3.67億円の値を付け、2014年10月の香港のサザビーズオークションで17.16カラットのインペリアルカシミールが約4.3億円、2014年11月のスイスのクリスティーズでは392.52カラットのクッションカットサファイアが約20.4億円で落札されました。オークションにおけるブルーサファイアの落札最高額が次々と更新されています。

世界的な需要の高まり

近年、ブルーサファイアは世界的な需要の高まりを見せています。その理由として、新興国の経済成長や富裕層の増加が挙げられます。特にアジア圏における富裕層の増加は著しく、希少な宝石への関心の高まりにつながっています。コーンフラワーブルーサファイアはその美しさから、ステータスシンボルとして、また投資対象として注目されています。

投資対象としてのサファイア

近年、希少性が高まっていることから、最高級のブルーサファイアは投資対象として注目されています。特にコーンフラワーブルーサファイアは、他の宝石と比較して資産価値や価格上昇率が高い傾向にあります。高い投資ポテンシャルを秘めているといえるでしょう。

過去の価格推移から見る将来性

近年、ブルーサファイアの価格は高騰を続けています。オークションの結果などから、過去数十年の間に、ブルーサファイアの価格は、他の宝石と比較しても著しい上昇を見せています。特に、高品質な大粒のものは希少性も相まって、驚くべき価格で取引されています。

この価格高騰の背景には、前述した産出量の減少や世界的な需要の高まりに加え、投資対象として注目されていることも挙げられます。過去の価格推移を見る限り、今後も価格の上昇傾向が続くと予想されます。

資産価値の高い最高級のブルーサファイアは、信頼できるプロから購入することが求められます。