持ち運びやすく保管しやすい

ダイヤモンドは小さく、軽量であるため、持ち運びが容易です。金（ゴールド）などの他の資産と比較して、同等の価値をはるかに小さなサイズで持ち運ぶことができます。

また、ダイヤモンドは耐久性が高く、適切に保管すればその輝きを長く保つことができます。保管場所を選ばず、自宅のセーフティボックスなどでも保管しやすいというメリットがあります。

世界共通の価値基準を持つ

ダイヤモンドは、世界中で共通の価値基準である「4C（重さ・色・透明度・研磨）」によって評価されます。この「4C」は国際的に認められた基準であり、ダイヤモンドの品質を客観的に評価することを可能にしています。この共通の評価基準が存在することで、ダイヤモンドは世界中どこでも売買することができ、資産としての一貫性と信頼性を担保しています。

価値が下がりにくい

ハイクオリティダイヤモンドは長期間にわたって価値を保持する資産とされています。市場の変動があっても、その希少性と需要から大きな価値の下落が起こりにくい特徴があります。また、ハイクオリティダイヤモンドは歴史的にも文化的にも高い評価を受けています。これにより、時代を超えて価値が認められやすい特性があります。

インフレ対策になる

インフレーションが進むと、現金や預金の価値が目減りするリスクがありますが、最高品質のダイヤモンドはその影響を受けにくい資産です。物価上昇に対するリスクヘッジとして有効です。

多様な用途で需要が安定

ダイヤモンドは、ジュエリーとしてだけでなく産業用途（例えば量子コンピューター、素粒子加速器といった最先端技術や半導体製造）にも使用されます。多様な用途で需要が安定していると言えます。

個別性が高くコレクターも多い

ダイヤモンドは個別性が高く、それぞれが異なる特徴を持っています。個々のダイヤモンドが個別の価値を持つため、コレクターや投資家にとって魅力的な資産でもあります。

資産分散の一環

投資ポートフォリオの一部としてハイクオリティダイヤモンドを保有することで、資産分散の効果が得られます。株式や債券、不動産など他の投資対象とは異なる動きをするため、リスクヘッジとして有効です。

ダイヤモンド買取専門店

ダイヤモンドを換金する方法の1つに、ダイヤモンドに対応する買取専門店を利用する方法があります。しかし、買取専門店にはプロのダイヤモンドディーラーはまず居ませんし、アルバイトや少し研修を受けたスタッフが大雑把な値段を提示するので、確実に損をします。そして、足元を見て安い値段を言ってくることが多いのでトラブルも多く聞きます。安易に買取店には持ち込まないことです！

オークション

ダイヤモンドを換金する方法として、オークションへの出品が挙げられます。オークションは、世界中のバイヤーを相手に、市場価格で売却できる可能性を秘めています。ただし、オークションへの出品は、専門知識や手続きが必要となるため、事前にしっかりとした準備が必要です。また、希望する価格で落札されるとは限らない点は理解しておきましょう。オークションに出品する場合は、国内のオークションより、世界中の富裕層を顧客に持つクリスティーズやサザビーズに出すべきです。

メリット

• 世界中のバイヤーに売却できる可能性がある
• 市場価格での売却が期待できる
• 時には、予想価格の数倍にもなることがある

デメリット

• 時間がかかる、時には10ヶ月から1年
• 希望価格で落札されるとは限らない
• 鑑定書や出品手続きが必要

注意点：鑑定書と市場価格の変動

ダイヤモンドを換金する際には、鑑定書が非常に重要になります。鑑定書はダイヤモンドの品質を証明するものであり、国際的に信頼できる鑑定機関によって発行されたものが望ましいです。信頼できる鑑定機関としては、GIA・CGL（中央宝石研究所）などがあります。

現物投資

現物投資では、実際にハイクオリティダイヤモンドを購入し、資産として保有します。

メリット

• 実物資産として保有できる安心感
• インフレヘッジとしての期待
• 現物の美しさ、所有する喜び

デメリット

• 流動性リスク

小売やブランド店では相場より遥かに高い値段で販売しているので、そのような店で買うなら、買った時点で損をしています。必ず買うなら、卸売等のプロの業者から買う必要があります。

• 価格変動リスク

現金化する際に、買い取り屋さんや質屋さんへ持っていくなら、足元を見られて損をするので、プロのダイヤモンドディーラーに再販を頼んだり相談をするべきです。

• 保管場所の確保やセキュリティリスク

資産防衛にはラウンドブリリアントカット

ダイヤモンドのカットには、ラウンドのほかオーバルカットやペアシェイプ、ハートシェイプ、スクエアカット、プリンセスカットなど様々なパターンがあります。同じカラット・カラー・クラリティのダイヤモンドがあった場合、カットの違いだけで取引価格に影響することもあります。資産防衛を目的にダイヤモンドを購入する際は、カットも考慮して選びましょう。