
【要注意】金のネックレス売却で大損!?買取業者の「磁石」を使った巧妙な手口とは

金の価格が高騰している今、「昔買った金のネックレス、高く売れるかも?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください!金の売却には思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。
「会長!買取屋さんに騙されやすいって聞くんですけど、どうすればいいですか?」

こんな相談が、実は後を絶たないんです。「そんな人、たくさんいるよ。年に10件以上は(同様の)相談電話がかかってくる」とのこと。
特に金の価値が上がっている今は、知識のない消費者を狙った悪質な買取業者もいるため、注意が必要です。
悪質業者の典型的な手口:「偽物」と決めつけ安く買い叩く
大切な金のネックレスを買取店に持って行ったら、こんなことを言われた…というケースが報告されています。
「あー、これ偽物ですねぇ。磁石にくっついちゃいますから。」
「本来なら値段は付けられない(タダだ)けど、まあ、せっかく持ってきてくれたから1,000円で引き取りますよ。」

本来なら何万円、何十万円もの価値があるかもしれない18金や24金のネックレスが、たった数百円、数千円で買い叩かれてしまうのです。ひどい話ですよね。
なぜ騙されてしまうのか?巧妙な「磁石」トリック
多くの人が騙されてしまう背景には、「金は磁石につかない」という知識があります。インターネットで検索しても、そのような情報はすぐに見つかります。
悪質な業者は、この知識を逆手に取って消費者を騙そうとします。
【実演解説】
動画の会長が実演しているように、本物の18金ネックレスでも、ある部分だけは磁石にくっつくのです。
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ネックレスのチェーン部分: ここに磁石を近づけても、通常はくっつきません。これは「金は磁石につかない」という知識通りです。
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留め具(引き輪)の部分: ところが、ネックレスを着脱する際に使う留め具(引き輪と呼ばれる輪っか状の金具)の部分に磁石を近づけると…
ピタッ!と磁石がくっつくのです。
「えっ!?やっぱり偽物なの?」
そう思ってしまいがちですが、これは偽物だからではありません!
留め具に磁石がつく理由:内部の「バネ」
なぜ本物の金のネックレスの留め具に磁石がつくのでしょうか?
その理由は、留め具(引き輪)の内部構造にあります。

引き輪は、開閉するために内部に「バネ」が仕込まれています。このバネがあるおかげで、私たちは簡単にネックレスを着け外しできるわけです。
しかし、金は非常に柔らかい金属です。バネのような強度や弾力性が求められる部品を金で作ることはできません。そのため、このバネには「鉄」などの磁石につく金属が使われているのです。

つまり、留め具(引き輪)に磁石がくっつくのは、内部の鉄製バネに反応しているのであり、金のネックレスとしては正常なことなのです。
悪質業者の騙し方(まとめ)

悪質な買取業者は、この「留め具だけ磁石につく」という特性を利用します。
- 消費者の目の前で、あえて留め具の部分に磁石を当てる。
- 磁石がくっつくのを見せて、「ほら、磁石につくでしょう?だからこれは偽物なんですよ」と嘘の説明をする。
- 消費者が「そうなのか…」と信じ込んだところで、不当に安い価格を提示して買い取る。
騙されないための注意点
- 「金は磁石につかない」という情報だけを鵜呑みにしない。
- ネックレスの留め具(引き輪)は、内部のバネ 때문에 磁石につくのが普通であることを知っておく。
- 買取店で「磁石につくから偽物だ」と言われても、すぐに信用しない。
- なぜ磁石につくのか、どの部分につくのかを冷静に確認・質問する。
- 査定額に疑問を感じたら、その場ですぐに売却せず、複数の信頼できる買取専門店で査定してもらう。
まとめ
金の価格が高騰している今だからこそ、悪質な手口に注意が必要です。「磁石につくから偽物」という言葉には十分気をつけてください。正しい知識を身につけ、信頼できるお店を選び、あなたの大切な資産を守りましょう。