2024/09/27

なぜ?!私が、宝石の仕事を始めたのか? 仕事を始めたきっかけと、奇跡的な出来事!!【第4話】

ジュエリー販売の始まり

インドから商品を仕入れたものの、店も持たず、ネット販売もない時代。露天販売を試みましたが、なかなか売れませんでした。 そんな時、川崎区役所に勤めていた友人が、「区役所の昼休みの時間に、売りに来たら? 区役所の職員が見てくれるよ」と、区役所の昼休みに販売してみたらどうかと提案してくれたのです。

どこでも、見てくれる人がいるなら、行こうと思い、その話に乗って、川崎区役所に行って見ました。藁にもすがる思いで、川崎区役所に行ってみると、たくさんの職員が集まってくれました。 皆が宝石を手に取って、身につけて、私のインドでの話を面白がって聞いてくれました。 そして、「安い、安い」と言って、一人一点以上は買ってくれ、その日の売上は初めて10万円を超えました。
その時は、売れたことより、皆さんに、喜んでもらって、ワイワイ騒ぐ感じが楽しく、そこには、数回行かせてもらいました。

川崎区役所での販売風景


区役所からサンリオ、そして高円寺へ

川崎区役所での成功をきっかけに、他の区役所にも紹介してもらえるようになり、しばらくは区役所巡りをしました。 そこで、ある人に大変気に入っていただき、サンリオを紹介してもらえることになったのです。 サンリオのビルのワンフロアを借りて、一週間、展示会のように商品を並べ、サンリオの社員に販売しました。 高額のものも売れたので、この販売形態は良いものだなと、思いました。

サンリオでの展示会風景

 

その後、紹介から紹介で販売を続け、少し資金ができたので、高円寺の小さなアパートを事務所にしました。 駅前でチラシを配って、お客様に商品を販売するようになりました。当時そんな方法で販売する者がいなかったので、少しずつ売上が増えていきました。

スリランカでの冒険と試練

その頃、スリランカ人のアルバイトにチラシ配りを手伝ってもらっていた縁で、今度は、なんと、スリランカに原石を掘りにいくことになりました。スリランカの鉱山は露天掘りといって、井戸のように深く掘って、梯子で降りて行き、泥の中のトンネルで採掘するのです。 31歳の私は、真夏の大冒険!となるはずでした。

しかし、これは、生涯で一番大がかりな詐欺だったのです。



5話に続く

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