2023/01/17

価値があるパライバトルマリンや希少宝石、価値のないパライバトルマリンや希少宝石

希少宝石で騙されない!!(パライバトルマリン、デマントイド、アレキサンドライト キャッツアイ、グランディディエライト等。)

一番大切な点は、
①希少で珍しいということ
②希少で価値があるということ

この2つは、全く別のものであるということです。
悪質な業者が、よく使う手口は、希少だと言われている宝石で、とても悪い品質のものを持ってきて、希少だから価値があると言って高く売る方法です。
お客様から多くの相談がきますが、同じような騙しの手口です。
先日も、パライバ トルマリンの10ctを、180万円で買ったのだけど、本当に価値があるのか、見て欲しいと言われましたが、それは、お土産やさんが、1~2万円で売るような、透明度は全くなく、色も、汚く、カットさえできないパライバトルマリンの原石を、少し形を整えるために、削っただけのものでした。
確かにパライバ トルマリンでしたが、宝石としての価値がまるでないものでした。
こういう話は、実は、よくありますのでご注意ください。



私達のパライバトルマリンは、10ctで、透明度が高く、蛍光性が強く、カットも良く大変希少で、価値も高いです。
この二つは、全く別ものです。

最近も「デマントイドの4ctを勧められているけど、どうだろうか?「と、ご相談をうけました。
デマントイドは、透明で色が綺麗で、ホーステイルが見え、4ctなら大変価値があり、良いものなら1000万円前後します。
しかし、見せてもらったデマントイドは、透明度がゼロで、雲っていて色も暗く、テリがないもので品質が悪く、宝石としての価値はない、10万円ぐらいのものでした。
ある程度の知識のある宝石ファンを狙い打つのが、この手の業者の手口です。



騙されないためには、価値があるか、どうかの前に美しいかどうかをよく見てください。
珍しいだけで、綺麗でないものは、価値がありません。
ほとんどは、詐欺に使われるネタです。
希少で珍しいのと、希少で価値があるのとは、違うのです。

悪い業者は、言葉巧みに、希少で手に入らないから買った方が良いと迫りますが、 透明度がほとんどないとか、色が悪いとか、内包物だらけとか、亀裂だらけとか、原石に見えるというものは、希少でも、おおきくても、本当は、宝石としての価値がありませんのでご注意ください。
買った後で、後悔のないジュエリーを買うことが大切です。

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